先月の3/25に女性向けシャアハウス「かぼちゃの馬車」などを巡る投資用不動産向けの不正融資問題について、スルガ銀行とシェアハウスオーナーが解決方法で合意しましたね。
合意の内容はというと、不動産購入向けの融資と不動産を「相殺」するとのことでした。簡単にいうと、土地と建物の“物納”を条件に借金を帳消しにすること。
その際、実勢価格より高値で物件を取得したオーナーの場合、物納により実勢価格と返済すべき借入金に差額が発生するが、この差額はスルガ銀行が「解決金」として賠償する内容になりました。これにより、オーナーは借金の返済を免れることになる。
ちなみに、この民事調停に申し立てをしていたのは257名で、物件数は343棟ということです。
ということで、一旦は“日本のシェアハウス不正問題”は解決したかに見えますが、現在、アメリカでは、違う形でシェアハウスでの問題が出ているみたいです。
シャアハウスは、元々海外で流行っているライフスタイルです。
家賃の高騰から、部屋を複数の人とシェアして住むスタイルですね。
しかし、今の新型コロナの猛威によってハウスメイトから感染するかもしれないといったような不協和音が響いているうようです。
そんな中、ルームメイト達は様々なルールを作りこの危機を乗り越えようとしているようです。
例えば・・・
- 仕事を在宅勤務にする
- 外から帰ったら手を洗う
- 外から帰ったらシャワーを浴びる
- 触ったドアノブを除菌する
というような取り決めらしいのですが、通常の家族間でも敏感な今、ルームメイトとはいえ“所詮は他人”なので、かなり気にしながらの生活になりそうです。
家賃の高いニューヨークや、サンフランシスコ、シリコンバレーなどは特に家賃が高くシャアハウスに住むしかない人々が多くいるようです。
もしかすると、アメリカの感染拡大は、こういった事情も関係しているのかもしれません。
そんな中、日本のシャアハウスオーナーにとって保有リスクが解決して本当に良かったですね。
もし、普通に稼働していた場合、“感染リスクが高い賃貸物件”として風評被害もあったかもしれません。現在はシェアハウスの賃貸借契約の解約も多くあるとの話も聞いています。
実際、保有しているシャアハウスから新型コロナ感染の被害が出た場合、オーナーとしてどのようなリスク対策をしていたのかが問題視される可能性もあったかもしれません。
不動産投資は、確かに不況関係なく収益がでる素晴らしい投資商品であるると自信を持っておすすめしていますが、儲ける以上オーナーとしての“リスクヘッジ”も大切です。