最近、長倉顕太さんの『移動する人はうまくいく』を読んでいます。
まだ途中ですが、久しぶりに「これはいい本だな」と感じています。
特に共感したのが、環境を変えるという考え方です。
環境を変えるというと、転職や引っ越しのような大きな決断を思い浮かべます。
この本の中でも、そうした大きな「移動」について書かれています。
ただ私は、読んでいて、環境を変える方法はそれだけではないと思いました。
旅行に行くことでもいい。
普段とは違う場所で過ごすことでもいい。
今までやったことのない趣味を始めることでもいい。
少し環境を変えるだけでも、気持ちや考え方は変わります。
最近の私は、そのことを実感する機会が増えています。
仕事中心だった時間の使い方を変える
振り返ってみると、私はこれまで仕事中心の生活をしてきたように思います。
以前はゴルフもよくしていました。
ゴルフが嫌いになったわけではありません。
ただ、付き合いも含めれば、それなりに時間を使います。
ゴルフをやめて、もう2年ほどになります。
その分、自分で使える時間が増えました。
最近は、その時間を使って旅行へ行ったり、新しい趣味に挑戦したりしています。
そして、これからはもっと、今までやったことのないことを経験してみたいと思っています。
ゴルフなら、もう少し年齢を重ねてから再開してもいい。
それよりも今は、今だからできることに時間を使いたい。
そんなふうに考えるようになりました。
「いつかやろう」では、できなくなることもある
そう考えるようになったきっかけの一つが、友人との旅行でした。
旅行先で、あるアクティビティをやろうという話になったのですが、友人が年齢制限に引っかかり、参加できませんでした。
そのとき、
「やりたいと思っても、いつでもできるわけではないんだな」
と感じました。
年齢を重ねてもできることはたくさんあります。
ゴルフのように、もう少し先でも楽しめるものもあります。
一方で、今だからできることもあります。
若いときと同じように動けなくなってから、「あのときやっておけばよかった」と思っても遅いことがある。
だったら、今できる経験は、できるだけ今やってみた方がいい。
私はそう思うようになりました。
この本を読んで、その気持ちがさらに強くなっています。
場所を変えるだけでも、気持ちは変わる
私は最近、月に一度くらいは旅行へ行くようにしています。
単純に観光をして終わりというわけでもありません。
仕事柄、その地域の物件を見たり、建物を見たりします。
ホテルに泊まれば、建物のデザインやエントランスを見ることもあります。
そして写真を撮り次のプロジェクトの参考にしています。
そういう時間は仕事の勉強にもなります。
ただ、それと同じくらい私がいいと感じているのが、いつもの場所から離れることです。
自宅や会社とは違う場所に行く。
それだけで気持ちが変わります。
仕事から離れてリフレッシュできることもありますし、逆に普段とは違う場所にいるからこそ、仕事のアイデアが浮かぶこともあります。
同じ自分でも、いる場所が変わるだけで気持ちや考え方が変わる。
これは、自分で実際に動くようになって分かったことです。

気に入った場所で仕事をするのも面白い
旅行へ行って、
「ここはいい場所だな」
と思うと、最近はもう少し先のことまで考えるようになりました。
本当に気に入った地域があれば、そこに家を借りてみるのも面白いのではないか。
毎日住む必要はありません。
週に何日かでも、月に何日かでもいい。
そこへ行って仕事をする。
仕事が終われば、その土地で過ごす。
そんな生活もいいなと思っています。
実際にすぐできるかどうかは分かりません。
でも、私はそこも大事だと思っています。
以前の私なら、そもそもそんなことを考えなかったからです。
仕事をする場所は一つでなくてもいい。
住む場所も一つでなくてもいいかもしれない。
そういう選択肢を自分の中に持てるようになった。
それだけでも、私にとっては進歩だと思っています。

環境を変えるのに、大きな決断はいらない
この本には、転職や引っ越しを含め、かなり思い切った環境の変え方も出てきます。
もちろん、それをすべての人がそのまま実行する必要はないと私は思います。
仕事も家庭も人それぞれです。
ただ、環境を変えるという考え方そのものには、とても共感します。
そして私は、もっと小さな移動でもいいと思っています。
旅行へ行く。
登山をしてみる。
海へ行く。
ダイビングをやってみる。
今まで興味がなかったことを始めてみる。
いつもとは違う場所へ行くだけでもいい。
全部を続ける必要もありません。
やってみて自分に合わなければ、やめればいい。
でも、やってみなければ、自分に合っているかどうかも分かりません。

今できる経験を、先送りしない
『移動する人はうまくいく』を読んで、私は「もっと移動しなければいけない」と思ったわけではありません。
むしろ、自分がここ2年ほどで少しずつ始めていたことと、この本に書かれていることが重なりました。
仕事だけに時間を使うのではなく、旅行に行く。
新しいことを経験する。
普段とは違う場所へ行ってみる。
そして、そこで何を感じるかを大切にする。
これから先、年齢を重ねても新しくできることはあると思います。
ただ、今だからできることもある。
だから私は、今できる経験を先送りしたくありません。
そして、すぐに実現できるかどうかは別として、
「こんな場所で仕事をするのもいい」
「こんな生活も面白そうだ」
と思える自分でいたい。
環境を少し変えることで、今まで考えもしなかった選択肢が見えてくる。
私がこの本を読んで一番いいと思ったのは、そんなところなのかもしれません。



