言わずと知れた高級旅館を運営する『星野リゾート』。
その星野リゾートが、20~30代の若者をターゲットとする旅館を軽井沢に開業したみたいですね。
●「BEB5 軽井沢」(べブファイブ カルイザワ)
先日のブログにも書きましたが、いきなりステーキとは逆の「明朗会計」で宿泊価格の固定制度を導入しています。
利用者全員が35歳以下であれば、曜日や連休にも関わらず、1室1万6000円で値段が変動しない。ホテル業界では長期休暇期間のみならず、休日やその前日に価格を極端に高く設定することが常態化している。BEBを35歳以下の3人で利用すれば、週末でも1人あたり5000円ほどで宿泊できる。
高級旅館のブランドを確立しているにもかかわらず、チャレンジする精神は本当に見習うべき姿勢です。
「ここ数年、日本の観光業界は急増するインバウンド需要の取り込みに躍起になっている。ただ、国内の宿泊需要で見れば、増えたとはいえインバウンドは20%程度で、まだまだ日本人の宿泊需要のほうが大きい。」との冷静な経営感覚もあります。
インバウンドの取り組みに関しては、ホテル業界のみならず、不動産業界もどうにかして参入したいと考えている中、足元を見直すという意味で国内の需要を掘り起こすのも大切なことですね。