新年あけましておめでとうございます。
本日より、当社は仕事始めとなります。
年始にあたり、今年の具体的な事業計画というよりも、最近あらためて考えている「経営との向き合い方」について、少し書いてみたいと思います。
経営を続ける中で、考え方が少しずつ変わってきました
これまで私は、同年代や、同じ時期に独立した経営者の方々を意識しながら経営をしてきました。
売上や規模、成長スピード。
誰が先に進んでいるのか、
どこまで広げているのか。
そうした点を気にしながら走ってきた時期があったのは事実です。
それが悪かったとは思っていません。
むしろ、その時期があったからこそ、今の当社があるとも感じています。
ただ最近になって、自分の中で少しずつ、経営との距離感が変わってきました。
経営を「人生を整えるための道具」として考える
以前は、経営とは常に頑張り続けるもの、拡大し続けるものだという意識が強くありました。
一方で最近は、人生や日々の意思決定を少し楽に、安定させるためのツールとして経営を捉えてもいいのではないかと考えるようになっています。
仕事のために人生があるのではなく、人生を整えるために経営がある。
まだ完全に言語化できているわけではありませんが、今はそんな感覚に近い状態です。
他の会社や経営者を基準にしないと決めました
最近は、「何をやるか」以上に、「何を基準にしないか」を意識しています。
具体的には、他の会社や他の経営者を、自分たちの基準にしないということです。
市場動向や事例として参考にすることはありますが、売上規模や成長スピードを直接比べることはしないようにしています。
比較を始めると、判断が必要以上に揺れたり、本来やらなくていいことに手を出してしまうことがあると感じたからです。
羨まない、妬まないという判断
他の会社や経営者を羨ましがったり、妬んだりしない。
これは精神論ではなく、その方が経営判断が安定するというとても実務的な理由からです。
感情が大きく動くと、意思決定の精度が落ちることを、これまで何度も経験してきました。
今は、そうした感情を生みやすい環境そのものを、できるだけ作らないようにしています。
無理な売上拡大より、まず利益と余白を大切にします
今年については、無理に売上を伸ばすことよりも、今ある売上から、しっかりと利益を残すことを優先したいと考えています。
利益が残ることで、キャッシュに余裕が生まれ、判断を急がなくて済む状態を作ることができます。
その方が結果的に、中長期で見て良い選択ができると考えています。
守りに入るのではなく、構えを作る
誤解されがちですが、守りに入ったという意識はありません。
ただ、「今はこれをやらなくていい」と判断する場面が増えただけです。
チャンスがあれば、そのときに改めて検討すればいい。
今は、無理をしない状態を維持することを大切にしています。
この文章を読んでくださっている方へ
このブログを読んでくださっている方の中には、今は当社と直接の関わりはないものの、どんな考え方で経営をしている会社なのかを、静かに見てくださっている方もいらっしゃるかもしれません。
当社は、勢いや根性だけで走り続ける会社ではありません。
無理な拡大よりも、一つひとつの判断を丁寧に積み重ねることを大切にしています。
派手さはありませんが、落ち着いて仕事に向き合い、長く安心して関われる環境をつくることを、これからも大事にしていきたいと考えています。
もし将来、そうした価値観に共感してくださる方とご縁があれば、それはとても嬉しいことだと思っています。
本年もよろしくお願いいたします
この考え方が正解かどうかは、正直なところ分かりません。
数年後には、また違うことを言っている可能性もあります。
ただ今の当社にとっては、この距離感、このペースが合っていると感じています。
今年も、大きなことを急がず、足元を整えながら、一つひとつ積み重ねていきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。




