新型コロナの感染拡大によってリアルショップの売上が下がる中、消費者の*ECへのシフトが加速しています。
*EC・・・電子商取引のこと。インターネット上でモノやサービスを売買すること。
現在、様々なECサイト構築ソリューション企業が台頭してきて勢いがすごいです。
誰でも簡単な操作で独自のECサイトを作ることが可能です。そして、そこには*D2Cブランドや、インフルエンサーのネットショップや個人店舗などの新たなプレイヤーがECに参入しています。
*D2C・・・小売業を通さない販売形式のこと。詳しくはこちら
ちなみに、Amazonや楽天などは、ECモールになります。
カナダのECソリューション企業でShopifyという会社は、Amazonとの株価騰落率を比較しても圧倒的な注目度が分かります。【ダイヤモンド社から抜粋した下記図参照】
ECサイトへの関心や期待がECモール大手のAmazonよりも大きいことが分かります。
ECモールからECサイトへ移行している理由としては、SNSを活用したマーケティングがかなり力を持つようになり、消費者の認知獲得や販売サイトへの誘導手段が多角化していることが大きいですね。
また、Amazonや楽天のようなECモールからの買い物は、意外に時間がかかるケースが多いです。
商品ジャンル検索➡複数のページ閲覧➡価格・性能・口コミなどを比較➡購入
そのような手間をかけるぐらいなら、インフルエンサーのお薦め商品をそのまま購入する方がはるかに早い。または、信頼できるリアルショップのECサイトから購入した方がいいというニーズが多くなりました。
飲食店を探すサイトも同様です。
信用が落ちたグルメサイトからインスタグラムの検索へと変わっています。
サロン系も同様ですね。
そんな中、今でも不動産会社は物件を販売するのに昔からあるポータルサイトを使って販売活動をしています。
基本的に老舗ポータルサイトや、会社に直接問い合わせが来たお客様を自社の営業マンに振り分けて営業活動を行っています。
そして 残念ながら不動産業界の人はSNSをあまり使っていません。
おそらく個人情報を多く扱うという点と、大手であればコンプライアンスの問題なのでしょうね。
確かに、不動産はワンクリックで購入ができるほど安くはないですし、ほとんどのお客様が“一生に一度”の買い物として購入されるケースが多いため、SNSと不動産はあまり相性が良くないと思われがちです。
また、一定期間に販売する不動産をSNSに掲載しても「売れないからヤメル」という会社も多く存在します。
それはなぜか・・・?
答えは簡単です。
ブランディングができていない会社(弊社も同じ)がSNSでいくら不動産を売ろうと思っても難しいのです。
では、どうしたらいいのか・・・?
『まずは、個々の営業マンが不動産を探しているお客様から信頼を集められるようにSNSを活用するべきでしょう。』
ただ、営利目的だけのSNSを作ってしまっても、信頼を集めることができないので要注意です。
ECモールからECサイトへ変わりつつある時代に、不動産業界だけが変わらず進むことはないです。
汗をかきさえすればどうにかなる時代は終わりました。
この機会に自社の販売モデルを考えてみてはいかがでしょう。