ビジネスと不動産経済を本気で考えるブログ

イギリス風パブ“HUB”の経営はブルーオーシャン戦略!

前職が銀座の不動産会社で働いていたため、よく銀座で食事する機会が多かったです。

その中でも、一番多く通っていたのが、コリドー街の『HUB』でした。

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今の、コリドー街は“ナンパスポット”という違う意味で有名になっていますが、10年前は全くそんな感じはなかったです。

 

そんなHUBは、2001年から19年間一度も閉店をしていないようです。

しかも、売上を年々伸ばしているから驚きです。

 

飲食業界は、人口減少、若年層のお酒離れ、原材料の高騰などで、逆風が吹いています。

このブログでも、飲食業界の現状について書いていますので、詳しくはどうぞ。

ちなみに、昨年の飲食業界の倒産件数は過去最大です・・・。

 

そんなHUBの快進撃については理由があるようです。

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まずは、パブ業態が儲からないビジネスモデルのため、参入障壁が高いようです。

一般的な居酒屋と比較すると、売上も利益も約半分。

 

なぜか・・・。

 

①客単価が低い

②キャッシュオンデリバリーシステム

のようです。

 

①の客単価については、確かに一時期通っていた時もフードに関しては簡単なものしかありませんでした。

②のキャッシュオンデリバリーとは、注文のたびにお金を払うシステムで、自分でカウンターに行き毎回お酒を運ぶ必要がありました。このようなシステムは後でまとめて払うシステムに比べて客単価が落ちるようです。

 

また、新規オープンに伴う資金回収に関しても、一般的な居酒屋は3年で回収すると言われいますが、パブ業態は2倍の6年かかるようです。

 

飲食業界においての6年先はかなり変わっている可能性もあるため、ほとんどの企業がパブ業態に手を出すことが無いようです。

 

ライバルがいない、もしくは圧倒的に少ない領域でビジネスを展開し、成長し続けていることがまさしブルーオーシャンですね!

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また、出店計画にも、好業績を続ける秘密があるようです。

 

資金回収に6年もの年月がかかるため、10年以上その場所で続けられるかどうかが鍵になります。

そして、出店間もない店舗は赤字当然赤字のため、古い店舗がその分の利益を補うといったような流れを続けているため、全店の利益が損なうような無茶な出店は避けているようです。

 

確かに無茶な出店計画によって、経営がうまくいっていないお店の話題が最近ありましたね。

そのブログはこちら。

 

また、“HUB”は、決して飲み会のメインで使われることではなく、飲み会前のゼロ次会や、2次会で使われることを目指しているのもブルーオーシャン的な戦略です。

 

昨今のインバウンド増で、今後も“HUB”にとって強い追い風になるのは間違いないですね。

HUBのブルーオーシャン戦略、勉強になりました。

著者プロフィール

Lidix

ライディックス株式会社 代表 山上 晶則

東京都で不動産会社を経営しています。
将来的に不動産経済がどうなるかは、あくまでも二次的な要因が大きいため、「国内外の政治経済や金融」、「異業種で成功している事例」などを分析することを得意としています。

このブログでは、現在の経済状況を自分なりに読み解き、時代に合った経営や様々な投資、そして、「何かに依存しない生き方」を求めて日々勉強している内容をアウトプットするために書いています。



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