はじめまして。
ライディックス株式会社で代表を務めている山上晶則です。
当社では、新築投資用アパートの企画・開発・販売を中心に、新築建売住宅の企画・販売、賃貸管理を行っています。
このページをご覧になる方の中には、取引先や金融機関、不動産会社、土地所有者、採用を検討している方、そして不動産投資に関心のある方など、さまざまな方がいらっしゃると思います。
不動産は取引される金額が大きく、購入後の人生や資産形成にも長く影響します。
その一方で、不動産会社に対して「何を考えているのか分からない」「良いことしか説明されないのではないか」と、不安を感じる方もいるかもしれません。
そこで改めて、私がどのような経験をしてきたのか、そして、どのような考えで会社を経営しているのかをお伝えしたいと思います。
8社で積み重ねた、不動産と経営の経験
私は富山県の高校を卒業後、18歳で上京しました。
さまざまな仕事を経験し、広告代理店に約5年間勤務した後、27歳で不動産業界に入りました。
不動産業界では、成果を出し、経験を積むにつれて、他社から声をかけていただく機会が増えていきました。
より大きな仕事や責任ある立場を任せていただけることに魅力を感じ、独立するまでに7回転職し、合計8社を経験しています。
単に職場を移ってきたというより、それぞれの会社で異なる事業や経営者の考え方に触れ、事業責任者として経験を積んできた15年間でした。
複数の会社を経験したからこそ、成長する会社と、次第に厳しくなっていく会社の違いについて考えるようになりました。
私が経験した範囲では、会社が厳しくなるときは、社員が努力していないからとは限りません。
むしろ、経営の「方向性」を間違えていることが少なくありませんでした。
どれほど一生懸命に進んでいても、向かう方向が違えば、望む場所にはたどり着けません。
この経験から、私は経営において「どちらへ進むのか」を決めることが、何より重要だと考えるようになりました。

上場会社の執行役員として学んだこと
リーマンショック後、私は上場している不動産会社からオファーがあり入社しました。
入社から1年半後には、グループの執行役員を任せていただきました。
上場会社で執行役員を任せていただいたことは、それまで積み重ねてきた経験や仕事を、組織の中で評価していただけた一つの節目だったと思っています。
また、営業や不動産の現場だけでなく、会社経営を数字と計画に基づいて考える大きな転機にもなりました。
特に現在の経営に生きているのが、予算管理、決算書の読み方、そして事業計画の作り方です。
売上をつくるだけでは、会社を安定して経営することはできません。
事業ごとの収支を把握し、予算と実績の差を確認しながら、次の手を考える必要があります。
現場で培った経験に加えて、上場会社の執行役員として経営管理を経験できたことは、現在のライディックスを経営するうえでの重要な土台になっています。
「方向性」を社名に込めて
2012年6月、私はライディックス株式会社を設立しました。
Lidixという社名には、Life、Direction、Expertという言葉を込めています。
豊かな生活を歩み、人生の一つの方向性を指し示すお手伝いができる専門家集団でありたい。
そのような思いから名付けました。
私がこの中で特に大切にしているのが、Direction、つまり「方向性」です。
経営者の判断によって、会社だけでなく、社員やその家族、取引先、購入者、投資家など、多くの方に影響が及びます。
だからこそ、過去に成功した方法を繰り返すだけではなく、現在の環境を見ながら、進む方向を考え続けなければならないと思っています。
良いことだけを伝えて売るつもりはありません
不動産にはメリットだけでなく、必ずリスクがあります。
私は、購入者にとって都合の悪い情報を隠したり、良い面だけを強調したりして販売することはしたくありません。
物件の特徴だけでなく、考えられるリスクや不利な点も説明し、その内容を理解したうえで、納得していただける方に購入していただく。
これが私たちの基本姿勢です。
契約を成立させることだけを目的にすれば、説明しない方が売りやすいこともあるかもしれません。
しかし、それでは長いお付き合いはできません。
不動産会社に対して不安を感じている方にこそ、分からないことや心配なことを遠慮なく確認していただきたいと考えています。
過去の成功事例が、これからも続くとは限らない
以前の土地仕入れは、売主や不動産会社との相対取引が中心でした。
そこでは、担当者個人の営業力や人間関係が結果を大きく左右していました。
しかし現在は、不動産取引の透明性が高まり、入札による土地仕入れが増えています。
過去に成功した営業方法を、そのまま続ければよい時代ではありません。
現在、私が特に注視しているのが、金利とインフレが不動産経済に与える影響です。
金利や建築費、土地価格が変われば、これまで成立していた事業が成立しなくなる可能性もあります。
そのような環境で新築アパートを企画するには、その地域で実際に見込める家賃を正しく捉えることが重要です。
当社では、一社の意見だけで判断せず、複数の家賃保証会社から査定を取り、適正家賃を確認しています。
土地として魅力があっても、想定する家賃や建築費などを踏まえ、事業として数字が成立しなければ、その土地は購入しません。
未来を正確に言い当てることは、誰にもできません。
だからこそ、さまざまな情報を集め、複数の可能性を考え、環境が変化したときにも対応できる判断をすることが大切だと思っています。

判断の基準は「どちらが豊かになるか」
会社を継続するためには、利益を上げることが必要です。
ただし、目の前の自社利益だけで物事を判断するつもりはありません。
選択に迷ったとき、私は「どちらを選べば、より豊かになるのか」を考えるようにしています。
その選択によって当社に多少の不利益があったとしても、相手にとってより良い結果につながるのであれば、そちらを選びたいと思っています。
短期的に見れば、損に感じることもあるかもしれません。
しかし、その積み重ねが信頼を生み、長期的には双方の豊かさにつながると考えているからです。
この考え方は、購入者だけでなく、取引先、金融機関、不動産会社、土地所有者、社員との関係においても変わりません。
このブログで伝えていきたいこと
不動産市場は、不動産業界の中だけで動いているわけではありません。
国内外の経済や金融、金利、物価、人口、働き方など、さまざまな変化の影響を受けます。
私は普段から幅広く情報を集め、不動産や会社経営にどのような影響があるのかを自分なりに分析しています。
このLidix Onlineは、そこで考えたことをアウトプットするために始めたブログです。
すべての予測が当たるとは思っていません。
また、過去に成功した考え方が、今後も通用するとも思っていません。
だからこそ、その時点で得られる情報を基に考え、現在の自分なりの結論を発信していきたいと思っています。
現在の私が大切にしていること
私が経営で大切にしているのは、特別に難しいことではありません。
都合の悪いことも隠さず伝えること。
感覚だけに頼らず、数字を確認すること。
過去の成功に固執せず、環境の変化を見ること。
そして、選択に迷ったときは、どちらがより豊かになるのかを考えることです。
ライディックスという社名に込めた「方向性」を間違えないように、これからも一つひとつの判断に責任を持って会社を経営していきます。
ライディックス株式会社
代表取締役 山上 晶則




