自社の規模以上に大きな案件がある場合は、他の会社とパートナーシップを組むことが多いですが、こういう人とは絶対に組まないと決めているルールがあります。
それは・・・
『スマホのショートメールやLINEの返信が遅い人』
です。
数回ほど“返信の遅さ”をあまり気にせず仕事を組んだことがありますが、やはりうまくいかないケースがほとんどでした。
うまくいったとしても、結果的に最初から最後まで自社でやり切り、結果だけを伝えることが多く、パートナーを組んだ意味がない状況で終えることもありました。
それ以降、基本的に自社から大きな案件のパートナーを探す際の基準としては、「返信が早い人」だけにしました。
決して、人間性を嫌うという意味ではなく、仕事のパートナーとてしては難しいという意味です。
ちなみに、2011年までグーグルCEOを務めたエリック・シュミット氏は、メールの返信について次のように言っています。
『すぐ返信する。世の中にはメールの返信が速く信頼できる人とそうでない人がいる。前者になるように努力しよう。私たちが知っている中でもとびきり優秀で、しかもとびきり忙しい人は、たいていメール返信が速い。』
また、カリフォルニア大学の教授によれば、
『Facebookメッセージを含め、声や体の動きが分からない中、テキストだけで行われるコミュニケーションではどれだけ速く返信するかが、その人への「信頼度」を表す』
とも言っています。
返信が遅くなった理由として多く使われるのは言葉は「忙しいから」です。
しかし、今まで多くの優秀なビジネスマンを見てきましたが、「忙しい」とアピールする人は見たことがありません。
そして、毎日を忙しくしていて結果を残す優秀なビジネスマンほど、“返信”は早いです。
ホリエモンが書いた『多動力』という本の中にも返信についてこう書かれています。
忙しい人ほど返信が速い。たとえば幻冬舎の見城徹社長も、サイバーエージェントの藤田社長も、レスはメチャクチャ速い。僕のデジタル仕事術も「メールやLINEは即レス」「メッセージを見た瞬間から10秒で返信」「渋滞を作らない」が基本だ。(堀江貴文『多動力』より)
幻冬舎の見城徹氏も、雑誌か何かのインタビューで“返信が速い”ことを聞かれた際、
「自分よりも秋元康の方が返信は速い!」
と答えていました。
どちらかというと、返信が遅くなった人の言い訳が「忙しいからっ」という人は、実は暇な人で、暇ではないと思われるようにわざと返信を遅くしているのではないかとも思ったりもします(笑)
ただ、相手のことをあまり良く思っていなくて、意図的に返信を遅くすることもあるでしょうね。
しかし、少し乱暴な言いかたになりますが、今までの経験上、
『「忙しいから」という理由でメールやLINEの返信が遅い人は、「自分は仕事ができない」』
と言っているようなものなので気を付けた方がいいでしょうね。
多くの情報があふれている現代では、どれだけ多くの“信頼“を集めるかがカギになります。
メールやLINEの返信を早くするという誰でもできる小さな積み重ねが、大きな意味を持つことになり、結果として周囲から“信頼”を得ることにつながります。
是非、今日から『即返信』を心掛けてみてはどうでしょう。