新型コロナの影響で一番の問題といえば、『マスク』ですね。
政府も、マスクの高額転売を禁止にしました。
しかし、我々不動産業界の中で、“マスク”より深刻な問題があります。
それは・・・
『トイレ本体』の在庫薄の問題です。
日経メーカーが販売する“日本製”のトイレであっても「ウォシュレット」や「シャワートイレ」の温水洗浄便座の部品や、便器を取り巻くパイプや金具には中国製品が多く含まれているからです。
そして、新型コロナが猛威を振るったことで、TOTOやLIXIL、パナソニックといったトイレメーカーを筆頭に、建設業界・不動産業界が混乱に陥っています。
TOTOに関しては早くから製品の発注が殺到したので、2月17日には早々に温水洗浄便座を含む便座全般の新規受注を停止しました。
その後、LIXILは2月25日、パナソニックでも2月19日からトイレ全般の新規受注がストップ。
今後考えられるのは、工務店に関しては、トイレを入手できないために資金繰りを圧迫する可能性があるでしょうね。
なぜならトイレがないために、工期が遅れ“工事未完了”になり、工事費用の入金が遅れてしまうからです・・・。
そして、この新型コロナの影響が長引くようだと、次に不安視されるのは、「エアコン」です。
実際に、中国製の部品を使っているエアコンは多いため、不安は解消できないですね。
とにかく近い業界にいるものとして、早期の解決を切に願います。