アパート事業を行う弊社にも影響がでた2018年の“かぼちゃの馬車”問題で、不正融資に揺れた【スルガ銀行】。1000億の赤字を計上しましたね。
そのスルガ銀行を救ったのは『ノジマ電気』。
約140億円を出資し筆頭株主になりましたね。
元々、スルガ銀行のスポンサーとして名乗りを挙げていたのは、りそな銀行、新生銀行、SBIホールディングス等でした。
通常、金融機関を助けるのは国か同じ業界のような気がしていたのは、私だけでしょうか・・・。
この『ノジマ電気』をこの機会に色々調べてみました。
●ノジマ電気
野島親子が社長・副社長
業界6位 売上5130億円 純利益146億円
(ちなみに1位はヤマダ電気)
ニフティは100%子会社
最近の家電量販店の多角化経営はに関しては・・・
☆ヤマダ電機→大塚家具
☆ヨドバシカメラ→ホテル事業
☆ビックカメラ→ドラッグストア化
ノジマ電気がスルガ銀行を助けることによってどのようなシナジー効果がでるのでしょう?
以前シナジー効果に関する記事はヤマダ電気が大塚家具を子会社にした理由で書いたので、詳しくはどうぞ。
ヤマダ電気が大塚家具を子会社にした際のシナジー効果は、ヤマダ電機のポイントカード会員名簿を利用しての販売シナジーが大きいと思われます。
では、ノジマ電気は・・・。
社長の野島氏は、決済事業に参入することを明記しています。
となると、今後のキャッシュレス化がさらに浸透してくると、スルガ銀行とのシナジー効果もヤマダ電気同様の販売シナジーになるのでしょうか。
また、野島社長は、スルガ銀行の悪き企業風土にもメスを入れることも言っていることから、純粋に投資シナジーも視野に入れているような気がします。
しかも、ノジマ電気はEBITAで400億円あるらしく追加の出資も問題ないとのこと。
家電量販店離れが囁かれている現在。今後の大手家電量販店の動きに注目して行きたいですね。