以前のブログに掲載した『不動産テック カオスマップ』
このカオスマップの中にある“スペースシェアリング”のカテゴリーには、駐車場サービスのビジネスモデルがいくつかあります。
●駐車場の空きスペースを貸したいオーナーと駐車したいドライバーの双方のニーズにテクノロジーを活用して応えるというサービス。
●自宅の空いている駐車スペースを登録しておくと、サービスを提供する会社が一括で借り上げ、月単位でドライバーに貸し出すというビジネスモデル。
自宅の空いているスペースをというのが、画期的です。
元々、車庫付き一戸建を購入したが、車が不要になり貸し出したり、今話題の高齢によって免許を返納したので、車が不要になって貸し出したりと駐車場管理が本業ではないオーナーもサポートできるという仕組み。
弊社の不動産事業セグメントの一つとして、新築建売事業があります。
ほとんどの住宅が車庫付き一戸建です。
何十年も前から、都内の建売販売に関しては車庫付きが必修でした。車があるないにも関わらずです。
今後は、車がないお客様でも、自宅の使っていない車庫を貸し出せるサービスがもっと普及すると、車庫付きの概念が変わる可能性もありますね。
そして毎月の固定収入も得られるので、額は少ないかもしれませんが新しい投資にもなるかもしれません。
しかし、このようなサービスが普及してくると同時に課題もでてきます。
それは『不正駐車』です。
以前までは、オーナーが自ら不正駐車を発見し注意する必要がありましたが、駐車場の規模や台数が多くなると、中々未然に防ぐのも難しくなります。
そこで、その不正駐車の問題に取り組んだ不動産テックもでてきました。
もはや、すごいことになっています。
今までの貸し駐車場といえば、“街の不動産屋さん”が管理するものでした。
それがここ何年で、新たなビジネスチャンスを生むセグメントに変わりました。
“不動産業界”
改めてもっと深掘りし、客観的に業界をみて次のチャンスを生かすべく考える時期にきたようです。
置いて行かれないようにしなくては・・・。