最近、上場企業で早期・希望退職者の募集を始めているみたいです。
今回は、それについて調査、考えてみました。
東京商工リサーチによると、過去20年で最小だった18年に比べると、早期、希望両方とも3倍になっているようです。
退職募集を行った36社のうち、16社が募集時の直近決算で赤字計上しています。
『赤字→立て直しを検討→退職募集』は分かりやすいですが、売上、利益共に堅調な業界でも将来を考え先行型の募集をかけている企業もあるようです。
東京商工リサーチは、「大企業を中心に定年制度の見直しが始まっており、働き方改革によって雇用の流動化も進んでいる。多様なテーマを用いた退職者の募集は今後ますます増えていくとみられる」とコメントしています。
また、20年以降早期退職者を実施する大企業が次の資料です。
知っている大企業ばかりですね・・・。
この情報の中、以前読んだ本が思い出されまた。
著者の本田さんと言えば、レバレッジ系の本を昔から出されていて、ハワイ在住で仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送っている有名な経営者の方です。
本の中では、「50歳という年齢が自分を変える最後のチャンス」と、そして、昔はその人の経験がものをいいましたが、これからは経験がさして役に立たなくなっていく。それよりも、変化の方向性をつかんで、新しいやり方を導入することに躊躇しない人が評価されるとも言っています。
世界のトヨタ社長が、以前「終身雇用は維持できない」という発言をして、話題になりましたが、いよいよもって、特に40歳以上の人は、今後の人生の歩みかたについて真剣に向き合う必要が出てきたと言うほかないないということでしょうね。