去年ぐらいから、セブンイレブンのオーナーと本部の方で議論がされていた『24時間営業』問題。
本部としては、
「深夜に店を閉めると、日中の売上も下がる」
「加盟店の収益を守る」
という言い分で強制的に24時間営業をやらされていた問題があります。
実際はどうなのか・・・?
今回、午前0時から6時まで閉店する時短営業実験に参加した加盟店のオーナーの収支が下記の表になります。
結果、お店の売上は微減、しかし、深夜の人件費が浮いた分、オーナーの手元に残る利益は増えたました。
そして、時短営業をした影響で、夜間はむしろ、時短営業を始める前よりも売上と客数が増えた事実があるようです。
なぜか・・・?
『空いてて良かった』という安心感よりも、『早く行かないと店が閉まる』という感情が出て、客数増加になったようです。
セブンイレブンの親会社は、セブン&アイ・HDですね。
そのセブン&アイ・HD傘下であるデニーズなんかは、24時間営業の店舗数を減らしているようです。しかも、デニーズは大半が直営店らしい。
コンビニは加盟店だから、24時間営業を強要しているのだとしたら、大変な問題に発展しそうですね。
また、コンビニのオーナーは過酷な労働で有名です。
下記のグラフは経済産業省のアンケート結果です。
という結果が出ています。
一方で、ファミリーマートに関しては、今後、時短店舗のオペレーションを改善するためのノウハウを蓄積していく考えを示しました。
24時間営業を推し進めるセブンイレブンの本部が絶対的に“悪”とは言いませんが、昔からの通説通り行うのではなく、常に仕組みの改善やスタッフのマネジメントをしていくことで変わることができるなら、コンビニだけではなく、弊社も含めやらなければならないことが多くありそうです。
考えさせられました。