ビジネスと不動産経済を本気で考えるブログ

【努力の沼から脱出】頑張りが「報われる人」と「報われない人」を分ける5つの違い

「毎日寝る間を惜しんで頑張っているのに、成果が出ない」

この感覚、私も若い時は何度も味わいました。

当時の私は“努力不足”というより、努力の使い方がズレていたんですよね。

同じだけ頑張っていても、数年後に差がつくのは、才能より「考え方と行動の型」だったりします。

今回は私自身の経験も混ぜながら、努力を成果に結びつける5つの違いをまとめます。

…と、ここまではどの業界でも通じる話です。

ただ、不動産デベの仕事って「頑張る余地が無限にある」分、努力の沼にハマりやすい。

なので後半は、融資/仕入/出口戦略に落として、同じ5項目を“現場の言葉”で具体化してみます。


1. 「誰の言葉」を信じるか

何かを始める時、壁にぶつかった時、相談相手で未来が変わります。

  • 報われない人:実績のない人の助言に引っ張られる

  • 報われる人:実績のある人の言葉を優先する

これは精神論じゃなくて、意思決定の精度の話です。

不動産デベで起きる例(融資・事業計画)

融資が通らない時に、報われない努力になりやすいのはこういう時です。

  • 否決=戦略がダメだと決めつけて撤退する

  • たまたま否定的な担当者の一言で、仕入れ戦略ごと折ってしまう

不動産の融資って、案件の良し悪しだけじゃなく担当・支店・タイミング・銀行方針でも結果が変わります。

報われる人は、ここをこう捉えます。

  • 「否決=終わり」ではなく「出し方/見せ方/相手」の改善

  • 実績ある人の“通し方の型”に寄せて計画を組み直す


2. 「失敗」をどう捉えるか

失敗を避けようとすると、挑戦の回数が減ります。

結果、改善の回数も減って、成果が出るまでが遠くなります。

  • 報われない人:失敗=恥、避けるべきもの

  • 報われる人:失敗=データ、改善材料

不動産デベで起きる例(仕入れ・検討)

仕入れって、失敗の連続です。

  • 買付が通らない

  • 想定外の埋設・協議・プラン変更

  • 工事費が想定より跳ねる

  • 売却反響が弱い

ここで差が出るのは、失敗後の行動。

  • 報われない:落ち込んで止まる/判断が遅くなる

  • 報われる:次回のチェックリストに変えてまた前に進む

致命傷を避けながら、軽傷を早く回収する。

不動産って結局これの繰り返しです。


3. 「努力の量」より「方向性」

深夜まで働く、休日も動く。

努力の量は増やせるし、頑張ってる実感も出ます。

でも、方向が間違っていたら、どれだけ歩いても目的地に着きません。

  • 報われない人:努力量が正義

  • 報われる人:方向性が正義

不動産デベで起きる例(仕入れ活動の沼)

報われない努力の典型はこれです。

  • 週7で業者回りしてるのに、利益が薄い案件しか取れない

  • “買える土地”ばかり追って、勝てない土俵で消耗戦を続ける

報われる努力は、先に「勝ち筋」を決めます。

  • どういう土地なら勝てるか

  • どういう規模・出口なら利益が残るか

  • どの金融条件なら回るか

頑張る前に地図を合わせる。

ここをやるだけで、同じ動きでも成果が変わります。


4. 「自己流」を捨てて「真似」をする

最初から自己流にこだわると、成功確率が読めません。

だから成果が出るまでが長くなります。

  • 報われない人:最初から自己流

  • 報われる人:まず完コピ → 型ができてからアレンジ

不動産デベで起きる例(出口戦略)

売却で苦戦しやすい人は、だいたい自己流です。

  • 強気価格の根拠が薄い

  • 物件資料の作りがバラバラ

  • レントロールや収支の見せ方が弱く、買主の融資がつかない

見ていると実績ある会社の売り方って、実は“型”があるんですよね。

  • 資料の順番

  • 数字の見せ方

  • 想定質問への回答テンプレ

  • 強みの打ち出し

まず真似る。

これだけで出口のストレスはかなり減ります。


5. 「質か量か」で悩まない

「質と量、どっちが大事か」

答えはシンプルで、現実は 両方必要 です。

  • 報われない人:悩んで止まる/どちらかに逃げる

  • 報われる人:質も量も上げる(仕組み化して両立する)

不動産デベでの解決策(仕組み化)

質×量の両立は、気合じゃなくて“テンプレ”で作れます。

  • 検討テンプレ(即断基準)

  • 金融機関提出資料の型

  • 工事費・利回りの係数化

  • 売却資料の定型化

  • NG条件を明確にして「迷う時間」を減らす

毎回ゼロから考えない。

これができると、努力が成果に変わりやすくなります。


まとめ:努力を成果に変えるのは「型」と「環境」

整理すると、報われる努力はこうです。

  • 実績者の言葉を優先する

  • 失敗をデータ化する

  • 努力量より方向性を疑う

  • まず真似る(型を入れる)

  • 質も量も、仕組み化して取りにいく

不動産デベの現場でも同じで、「もっと頑張る」より先に、こう問い直した方が早いです。

  • その努力、融資が通る形になってるか?

  • その仕入れ、勝ち筋に沿ってるか?

  • その出口、買主が安心できる設計になってるか?

努力の沼は、だいたい「方向性の確認不足」から始まります。

今日一度だけ、方向を見直す。

それだけで、同じ努力がちゃんと成果になって返ってきます。

著者プロフィール

Lidix

ライディックス株式会社 代表 山上 晶則

東京都で不動産会社を経営しています。
将来的に不動産経済がどうなるかは、あくまでも二次的な要因が大きいため、「国内外の政治経済や金融」、「異業種で成功している事例」などを分析することを得意としています。

このブログでは、現在の経済状況を自分なりに読み解き、時代に合った経営や様々な投資、そして、「何かに依存しない生き方」を求めて日々勉強している内容をアウトプットするために書いています。



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