観光庁が発表した2025年1月の訪日外国人数は378万人と、月間過去最高を記録したようです。
前年同月比+40%という大幅な伸びを見せ、コロナ後の回復期を超えて、本格的な成長フェーズに突入したようですね。
訪日外国人、前年比+40%の急成長
2025年1月の訪日外国人は、昨年同月比+40%と大きく増加しました。
また、月間ベースでの過去最高記録を更新し、コロナ後のインバウンド復活が加速していることを示しています。
月間ベースの数字としても過去最高の訪日旅行者数となりました。コロナ後のインバウンドの受け入れ再会後の2023年1月から月次の推移を見てもかなり顕著に伸び続けていることがわかります。
成長の要因は中国市場の回復
今回のインバウンド急増の要因は中国市場の回復のようです。
ポイントとしては
- 前年同月(2024年1月)から2倍以上の増加
- 1月の全体増加の約50%を中国市場が占める
- 春節期間の中国発日本行きの国際線の座席数もトップに
2025年1月のデータを見ると、ほぼすべての国で訪日数がコロナ前を大幅に上回る成長を見せています。 訪日外客統計によると、ほぼ全ての国からの旅行者が2桁成長が続いているのが特徴です。
このことから、訪日市場は従来から強かったアジアをはじめとした近隣諸国だけではなく、欧米や東南アジアをはじめとした国々も伸びており、世界中で旅行先としての日本人気が高まっていることが分かります。
インバウンドはどこまで伸びるのか?
政府は2030年までに年間6,000万人の訪日外国人数を目標に掲げています。
これがどの程度現実的な目標なのかを考えるため、他国の2024年の実績データがあります。
日本の訪日インバウンドは既にタイを上回り、アジア圏最大規模の観光市場に成長したと言えますね。
しかし、6,000万人という目標に向けては、まだまだ大きな開きがあり、空港のキャパシティ不足やホテルの人手不足など、受け入れ側のキャパシティの課題や観光地での混雑などのオーバーツーリズムなどの懸念があり、人数を目標としたものから、消費総額を重視する、「量から質」への転換が図られています。
訪日インバウンドの拡大は、日本経済にとって大きなチャンスである一方で、その成長を持続可能なものにするためには、戦略的な方向転換が不可欠です。
そして弊社もこの大きなチャンスに乗れるように2年以内にホテル事業を開始するべく準備を進めています。
今後のインバウンド市場の動向に注目ですね。